脱力トレーニングの紹介です。
バスケ選手は、ストレッチングの要素と身体操作を含んだエクササイズにより、身体能力を高める必要があります。
各トレーニングのポイントや効果は、YouTubeの概要欄に記載しているのでYouTubeアプリかブラウザに飛んでご覧ください。
まずは下記2本の動画を見て、脱力トレーニングの必要性や効果を理解しましょう。
フェーズ0(力を入れるべき部位への刺激)
フェーズ1(ストレッチ系・安定した状態での脱力練習)
フェーズ2(揺らす系・力の抜き入れの切り替え練習)
フェーズ3(落下系・急脱力によって重力を利用する練習)
脱力トレーニングのポイント
◎ストレッチ系
脱力トレーニングにおけるストレッチは可動域を広げるものではなく、力を抜く感覚を練習するためのもの。
可動域は結果として向上するという位置付け。伸ばすのではなく「抜く」。
ストレッチで筋肉が伸びた状態を作ったら、脱力し、筋肉が伸びていくことを感じる。
絡んだひもをほどいたときのような気持ち良い感覚を作り出す。
上手くできると可動域がどんどん広がる。
腹圧が不十分だとほどける感覚が生まれない。その場合呼吸トレーニングをやる。
ストレッチ中に伸ばしていない部分を軽く動かしてみる。他の部位にも力みがあったら腰腹呼吸ですぐ脱力。これを繰り返すとストレッチするだけでこんなに力んでいたのかという発見ができる。
◎頻度や回数より自分の感覚が大切
「今よりもスムーズに力が抜ける感覚が得られるまで繰り返す、疲労や力みを感じたらストップ」を基準にする。
回数を決めると身体の感覚より回数を追いかけてしまい脱力の間隔を探す精度が落ちやすくなる。
常に脱力できる瞬間を探す。トレーニングを始め、練習中、試合中、日常で常に脱力できるタイミングを見つける。
【参考・引用文献】
『最強の身体能力』中野崇 かんき出版 2023年12月4日