今回は、ウエイトトレーニングについてまとめました。
「なぜウエイトが必要なのか?」
「基礎筋力の重要性を理解したい」
こんな方はぜひ参考にどうぞ。
ウエイトトレーニングの効果
ウエイトトレーニングで筋力をつけることで得られる効果は下記の通り。
- 体力要素(パワー、スピード、アジリティー、筋持久力など)向上
- スポーツの専門的体力を向上
- スポーツの競技特性に即した条件やフォームで実施すれば、パフォーマンスに直結する専門的体力の向上を図ることができる
- 低い体脂肪を保つ
- プレーに対する自信をつける
- ポジティブで前向きの姿勢を養う
トレーニングの順序
スポーツ選手は競技力向上に直結したトレーニングを好む傾向にある。が、長期にわたって技術練習を中心に行ってきた選手の場合、競技の中でよく使用される部位とそうでない部位の筋力差が顕著になっているケースが多くある。
まずは基礎的なウエイトトレーニングを優先させて、基盤を作ることが大切。 pic.twitter.com/9XdHQLnlv6— りょーすけ@バスケ系ブロガー (@BaskeMentor) November 19, 2021
例えば、右利きの野球選手の場合には、常に右腕でボールを投げ、バッティングのときには常に右から左へと状態をひねっており、からだの各部位の左右の筋力に差が生じていることが考えられます。このような選手が、競技でよく使用される部位や動きの筋力強化だけを実施した場合、各部位の筋力差(筋力のアンバランス)をさらに助長してしまうことにもなりかねず、このことが傷害の発生や競技力の頭打ち減少などの可能性を高めることも懸念されます。
スクワットやベンチプレスの挙上重量は、すぐに競技パフォーマンスに役立ちません。しかし、
ウエイトトレーニングの基本的なエクササイズによって養成された一般的筋力
↓
競技に必要な専門的パワーを伸ばすための基盤となる
↓
一般的筋力が専門的パワーにうまく転換されることによって、競技パフォーマンスの向上に大きく役立つ
このような関係があるので、やはり筋力の基盤が重要。
ウエイトトレーニングはパワー発揮の基盤を作る(パワー=力×スピード)
筋肉の収縮スピードは遺伝的な要素に影響しますが、力の要素についてはウエイトトレーニングで向上可能。
身体を移動させる際には、体重が負荷になりますが、それをコントロールできるようにするためには、一定以上の筋力を身に付けることが必要です。
例えば垂直跳びのようなジャンプ力は、ジャンプトレーニング(プライオメトリックトレーニングなど)が有効ですが、基礎的な筋力強化を図らずに、これらを行っただけでは十分な効果を得ることができず、さらに傷害を引き起こす可能性も高くなります。
「スピード」に関しても、制した状態から動作を開始する際、負荷に打ち勝ちながら素早い動作を行うことが要求されるため、最大筋力を向上させることが必要です。
ディフェンスのステップなども下半身の基礎筋力が関係
反復横跳びのように、狭いスペースの中を素早く切り返す動作においても、切り返しを素早く行おうとするほど、脚部に強い衝撃が加わります。これに持ちこたえるだけの筋力が養成されていない場合には、切り返しの動作にロスが生じたり、状態の姿勢が崩れたりしがちです。
アジリティー養成のため、バスケではラダーやミニハードルを使いますが、基礎的な脚筋力の向上なくして、アジリティーの向上もありません。
まとめ
専門的なトレーニング(ラダーなど)は大切ですが、それ以前に競技に耐え得るだけの全身の基礎筋力が重要ということ。
ジュニア世代までは、ただ練習をこなすだけでも筋力はある程度つきますが、中高校生からはやはりウエイトトレーニングなどで基礎筋力をつけることが大事ですね。
ただし、ただウエイトをガシガシやるだけでは身体の硬さなどの悪影響もあるので、この辺はまた勉強次第まとめます。
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